アフィリエイトを始めていると、初めて聞くようなネット用語に出会うことが多いと思います。
特に、ネット広告の用語は略語や聞きなれない単語が多いため戸惑っているのではないでしょうか。
今回はアフィリエイトの世界で何度も聞く「CTR」について解説したいと思います。
CTRとは?
CTRとは「Click Through Rate」の略で、「クリック率」を指す言葉です。
アフィリエイトではCTRが高いほどユーザーの興味関心が高いと判断をすることができます。
アフィリエイトの成果数を上げるためには、imp、CTR、CVRそれぞれの指標に着目し、これを上昇させるための施策を取る必要があります。
その中でもCTRはユーザーが商品に対して関心を持っているかの指標となるので、CTRが低い場合は商品に関心を持ってもらえていない可能性があると推測できます。
CTRの求め方
CTRの求め方はとても簡単です。
(B)の分母は必ずしも全体のアクセスとは限らず、検証・戦略に良さそうな数値を選ぶと良いでしょう。
例えば、サイトの広告の場合、(B)にはPVやUU、広告のインプレッション(※)の数値を使います。
メールの場合は配信数や開封数を当てはめます。
※(B)に使用する値の説明
PV | Page Viewsの略。特定のページが開かれた回数。 |
---|---|
UU | Unique Usersの略。ある集計期間の間に訪れたユーザーの数。 |
imp | Impressionの略。広告が表示された回数。 |
それぞれの計測方法が分からないという場合、サイトであればGoogleが提供している「Google Analytics(アナリティクス)」という無料のサイト解析ツールがありますので、まずはそれを使うと良いでしょう。
メールになると、契約するメール配信システムで配信数・開封数の確認の可否が変わってきますので、申込の前に確認しておきましょう。
CTRの重要性
アフィリエイト広告はクリックをされないと成果が発生しませんので、非常に大切な指標です。
リンクをクリックしてもらうためには、アフィリエイトしている商品が魅力的に見えるようにコンテンツを工夫して作りこんでいくのが大事です。
CTRの高め方
CTRを高めるためには、下記の4つのポイントを押さえた対策を取りましょう。
①商品購入動機の高いキーワードでSEO対策をする
自分のサイト・ブログに集客をするキーワードは、購入の見込みがあるものを選び、SEO対策を取るようにしましょう。
例えば、「商品名 効果」や「商品名 メリット」などは、その商品に対して、ポジティブな情報があれば、購入が見込む事が出来ます。
それに対し、店舗情報や会社所在地など、購入とは異なる動機を持っていると考えられるキーワードは、購入からは離れていますので、対策は取らなくても良いでしょう。
②アフィリエイトリンクは文章の流れの中に自然に入れる
アフィリエイト商品を紹介するリンクは、本文の中で「ユーザーが商品に関心を持つ
」タイミングで自然に入れると良いでしょう。
脈略もなく突然アフィリエイトリンクなどを差し込むと、それまで持っていた興味関心が寸断されてしまい、購入意欲がそがれてしまう恐れがあります。
文脈の中で商品を紹介すべき点を絞込み、適所に数か所リンクを設置するようにしましょう。
③アフィリエイトリンクは通常のテキストよりも目立つようにする(色、大きさなど)
アフィリエイトリンクは他のテキストよりも目立つ必要があります。
リンクが見つけられずにページ内を巡回させてしまうと、購入の機会を失ってしまいかねませんので、ユーザーが購入をしたいと思った時に、どこを押せば購入することができるかを明確に提示しておきましょう。
④セールスライティングを活用できるようにする
セールスライティングは是非マスターしてほしいテクニックです。
セールスライティングとは、商品やサービスを購入してもらうためのライティングテクニックで、ユーザーの持つニーズや悩みに共感し、その解決策として商品を売り込む文章です。
よくある商品の紹介だけをしているサイトや、買ってもらおうと説得しているサイトが多くみられますが、ユーザーが「買いたい!」と思うためには、商品に対する好奇心を膨らませられるように書くと良いでしょう。
CTRは高ければよいというものではない
アフィリエイトにおけるCTRは、誘導したいアフィリエイト商品に興味を持たせてリンクを押してもらえたか?という事になるので、基本的には多ければ多い方が優れていると言えます。
しかし、必ずしもCTRが高ければよいというわけではなく、戦略なしに闇雲にクリック数を集めてCTRを高めても、成果を生まないこともあります。
【CTRが高くても成果になりにくい例】
- 商品のメリットを誇大的に訴求
- 誤クリックを招くようなやり方
虚偽や誇大表現によってユーザーの期待を必要以上に煽ったり、意図しないクリックを招いてクリック数を集めても、ユーザーの購入意思に繋がらない訴求の仕方では、商品を買ってくれません。
CTRは、もちろん多いに越したことは無いですが、CTRを高める事だけではなく、その先のCVR(成約率)にも着目するようにしましょう。