「商品を実際に使ってレビュー記事を書きたいけれど、まとめるのに何時間もかかってしまう……」
アフィリエイトで最も収益に近いのが「レビュー記事」ですが、同時に最も執筆カロリーが高いのも事実です。
だからといって、AIに「〇〇のレビュー記事を書いて」と丸投げしても、公式サイトの情報をなぞっただけの、誰にも響かない記事しか出来上がりません。
では、どうすればよいのか。
正解は、「素材(体験談)」は人間が用意し、「調理(執筆)」をAIに任せるハイブリッド方式です。
今回は、あなたの体験談を武器にしつつ、AIを使って執筆時間を3分の1に短縮する、プロ直伝のレビュー記事作成術を解説します。
AIレビュー記事が「売れない」致命的な理由
まず、なぜAIだけで書いたレビュー記事は売れないのでしょうか。
それは、「使用者の温度感(リアリティ)」がないからです。
| AIが得意なこと(スペック) | 人間しかできないこと(体験) |
|---|---|
| 機能の解説 価格やプランの比較 一般的なメリット・デメリット |
届いた時のワクワク感 実際に使って困ったトラブル サポート対応への本音 生活がどう変わったかの実感 |
読者がレビュー記事に求めているのは、カタログスペックではありません。「自分と同じような人が使って、本当に良かったのか?」という証拠です。
したがって、この「人間しかできない部分」だけをあなたが担当し、面倒な文章化をAIに任せるのが最強の布陣となります。
箇条書きでOK!体験談をAIに「調理」させる手順
綺麗な文章を書こうとする必要はありません。
以下の手順で、AIに素材を渡してください。
ステップ1:感情のままに「メモ」を取る
商品を使った感想を、スマホのメモ帳でも良いので箇条書きにします。
汚い言葉でも、主観たっぷりで構いません。
- 「設定が意外と面倒だった。説明書の3ページ目がわかりにくい」
- 「サポートにメールしたら1時間で返ってきて感動した」
- 「重さは思ったより軽い。片手で持てるレベル」
- 「ぶっちゃけ、高いプランはいらないかも」
これこそが、AIには逆立ちしても生み出せない「一次情報の宝石」です。
ステップ2:AIに「レビュー記事」へと昇華させる
集めたメモを、以下のプロンプトを使ってAI(ChatGPTやClaude)に入力します。
【レビュー記事作成プロンプト】
テーマ:「(商品名)のレビュー」
ターゲット:「購入を迷っているが、使いこなせるか不安な人」
以下の【私の体験メモ】と【商品スペック】を組み合わせて、購入意欲を高めるレビュー記事の本文を作成してください。
【私の体験メモ】
・(ここに箇条書きのメモを貼り付け)
・(悪い点も隠さず入れる)
【指示】
・「メリット」「デメリット」を明確に分けること。
・私のメモにある「生の声」や「感情」はそのまま活かすこと。
・「〜という機能があります」という説明だけでなく、「だから〜という悩みが解決しました」というベネフィットにつなげること。
この指示により、AIはあなたの乱雑なメモを、「論理的かつ情熱的なレビュー記事」へと綺麗に整えてくれます。
仕上げ:説得力を10倍にする「証拠画像」の配置
AIが出力した文章に、最後の仕上げを行います。
それは、「AIには撮れない写真」を差し込むことです。
- 開封シーン:商品が届いた状態の箱や中身の写真
- 使用中の様子:実際に手に持っている写真、PC画面のキャプチャ
- ビフォーアフター:使用前と使用後の変化がわかる写真
どれだけ文章がうまくても、画像がフリー素材ばかりでは信頼されません。
「この記事の筆者は本当に使っているんだ」と思わせる泥臭い写真こそが、最終的に背中を押すトリガーになります。
まとめ
AIを活用したレビュー記事の効率化について解説しました。
- AIだけで書いたレビューは「温度感」がなく売れない
- あなたは「体験のメモ出し」に徹し、文章化はAIに任せる
- 最後に「独自の写真」を入れて、AI記事に命を吹き込む
この方法なら、文章力に自信がなくても、「あなたの本音」が伝わるプロ級のレビュー記事が短時間で完成します。
浮いた時間で、また新しい商品を試し、体験を積み重ねてください。それがアフィリエイターとしての資産になります。
さて、手元にある「紹介したいけれど記事にできていない商品」はありませんか?まずはその感想を、箇条書きでスマホに打ち込むことから始めてみましょう。

