「記事の内容には自信があるのに、なぜか読まれない……」
その原因、もしかすると「文字の壁」ができているからかもしれません。
人間は、文字よりも画像(ビジュアル)を6万倍速く処理できると言われています。
どんなに良い文章でも、文字だけが延々と続くと、読者は脳の処理が追いつかずに「戻るボタン」を押してしまうのです。
「でも、デザインセンスがないから図解なんて作れないよ」
そう諦めるのはまだ早いです。
実は、AI(ChatGPT等)を使えば、デザインツールを開かなくても、「比較表」や「フローチャート」の下書きを一瞬で作ることができるのです。
今回は、読者の滞在時間を伸ばす「AI図解作成テクニック」を3つ紹介します。
テクニック1:アフィリエイトの鉄板「比較表」を秒速で作る
商品を紹介する際、最も成約率が高いのが「比較表」です。
これを手打ちで作るのは面倒ですが、AIなら一発です。
AIに「HTMLのテーブルタグ(またはMarkdown)」を出力させれば、それをWordPressに貼り付けるだけで表が完成します。
【比較表作成プロンプト】
テーマ:「動画編集ソフトの比較」
比較対象:「Premiere Pro」と「PowerDirector」
アフィリエイト記事に載せるための比較表を作成してください。
【項目】
価格、対応OS、初心者への優しさ、プロ向け機能、おすすめな人
【出力形式】
WordPressにそのまま貼り付けられるHTMLのTableタグ形式で出力してください。
ヘッダー行には色をつけて見やすくしてください。
出力されたコードを、WordPressの「カスタムHTML」ブロックに貼り付けてみてください。
これだけで、以下のような表が一瞬で現れます。
| 項目 | Premiere Pro | PowerDirector |
|---|---|---|
| 価格 | 月額制(サブスク) | 買い切り版あり |
| 初心者への優しさ | △(学習が必要) | ◎(直感的) |
※これはAIが出力したコードのイメージです。
自分で枠線を引いたり色を変えたりする手間はゼロ。データ入力の手間をAIに丸投げするのがコツです。
テクニック2:手順解説に必須!「フローチャート」の自動生成
「口座開設の手順」や「ツールの導入方法」など、ステップ形式の解説にはフローチャート(流れ図)があると親切です。
ここでは「Mermaid(マーメイド)」という魔法の記法を使います。
難しそうに聞こえますが、やることは「コピペ」だけです。
- ステップ1:AIに「Mermaid記法でフローチャートを書いて」と頼む
- ステップ2:出てきたコードを「Mermaid Live Editor(無料サイト)」に貼る
- ステップ3:画像としてダウンロードしてブログに貼る
【フローチャート作成プロンプト】
「アフィリエイトを始めてから初収益が出るまでの流れ」をフローチャートにしたいです。
Mermaid記法(flowchart TD)でコードを書いてください。
【流れ】
ASP登録 → 案件選定 → 記事執筆 → 審査申請 → 広告掲載 → 報酬発生
このプロンプトで出力されたコードを使えば、矢印や四角形で整えられた綺麗な図が自動生成されます。
パワポやCanvaで矢印を一つ一つ繋ぐ作業は、もう必要ありません。
テクニック3:説得力を生む「グラフ」のデータ準備
「利用者の8割が満足しています」と書くより、円グラフを見せたほうが説得力は増します。
ExcelやGoogleスプレッドシートでグラフを作る際も、AIに「データセット(CSV)」を用意させると早いです。
【グラフデータ作成プロンプト】
「サラリーマンの副業実態調査」として、円グラフを作りたいです。
以下の内訳で、Excelに貼り付けられるCSV形式のデータを作成してください。
・していない:60%
・検討中:20%
・している:20%
あとはこれ Excel に貼り付けて「グラフ挿入」ボタンを押すだけ。
AIは「図そのもの」を描くのは苦手(文字化けするため)ですが、「図の元となるデータ」を作るのは大得意です。
まとめ
AIを使った図解・比較表の作成テクニックについて解説しました。
- 比較表はAIに「HTML/Markdown」で書かせてコピペする
- 手順図はAIに「Mermaid記法」で書かせて画像化する
- グラフはAIに「CSVデータ」を作らせてExcelに貼る
ブログの滞在時間を伸ばすコツは、「読む」ストレスを減らし、「見る」だけで内容が入ってくるようにすることです。
デザインセンスに自信がなくても大丈夫。
AIという優秀なアシスタントに下書きを任せて、あなたの記事を「パッと見てわかる」親切なコンテンツに進化させましょう。
さて、まずは直近の商品レビュー記事に、AIで作った「スペック比較表」を一つ追加してみませんか?それだけで記事のプロっぽさが段違いになりますよ。

