自分専用の執筆アシスタント!ChatGPT「GPTs」でアフィリエイト作業を自動化する作り方

「ChatGPTに毎回『ブログ記事風に書いて』『語尾はデス・マス調で』と指示するのが面倒くさい……」

AIを活用し始めたアフィリエイターが次に直面するのが、この「指示出し(プロンプト入力)の手間」です。

毎回同じ指示をコピペしたり、新しいチャットを開くたびに前提条件を説明したりするのは、時間の無駄ですよね。

そこで活用したいのが、ChatGPTの有料版(Plus)で使える機能「GPTs(ジー・ピー・ティーズ)」です。

これは、いわば「あなた専用にカスタマイズされたChatGPT」を作れる機能です。
一度設定してしまえば、あとは「このキーワードで書いて」と言うだけで、あなたのブログの書き癖やルールを完璧に守った記事が出力されます。

今回は、プログラミング知識ゼロでも作れる、最強の「アフィリエイト執筆アシスタントGPT」の作り方を解説します。

GPTsで何ができるようになるのか?

通常のChatGPTと、カスタムしたGPTsの決定的な違いは「前提知識(ルール)を記憶させられること」です。

通常のChatGPT 自分専用GPTs
毎回「あなたはプロのライターです」と役割を与える必要がある 起動した瞬間から「プロのライター」として振る舞う
文体が毎回変わる(AIっぽい硬い文章になりがち) あなたの過去記事を学習し、「あなたっぽい文体」で書く
SEOのルールをその都度教える必要がある 「H2の下には画像を入れる」等のルールを厳守する

つまり、「新人への教育コスト」をゼロにして、即戦力のベテラン部下を雇うようなものです。

【5分で完成】自分専用GPTsの作り方ステップ

それでは実際に作ってみましょう。難しいコードは一切使いません。

ステップ1:作成画面を開く

ChatGPTの画面左側にある「Explore GPTs」をクリックし、右上の「+ Create」ボタンを押します。

画面が2つに分かれていますが、今回は細かい設定ができる「Configure(設定)」タブを使います。

ステップ2:基本情報を入力する

  • Name:「ブログ記事執筆くん」など、わかりやすい名前をつけます。
  • Description:「アフィリエイト記事をSEO特化で書くアシスタント」などと説明を入れます。

ステップ3:最強の指示書(Instructions)を入力する【最重要】

ここがGPTの脳みそになります。
以下のテンプレートをコピーして貼り付け、あなたのブログに合わせて微調整してください。

【Instructions(指示書)テンプレート】

あなたは月間10万PVを持つブログの「プロライター」です。
ユーザーからキーワードが入力されたら、以下のルールに従って記事を作成してください。

【役割とトーン】
・親しみやすく、かつ信頼感のある「デスマス調」で書くこと。
・読者に寄り添う「共感」を重視し、教科書的な説明で終わらせないこと。
・難しい専門用語は使わず、中学生でもわかる言葉を選ぶこと。

【記事構成のルール】
・導入文(リード)では、読者の悩み(Pain)を提示し、共感すること。
・H2見出しの下には、必ず内容を要約した箇条書きを入れること。
・文末には必ず「まとめ」を作成し、次の行動(CTA)を促すこと。

【禁止事項】
・「いかがでしたか?」という結びの言葉。
・「〜だと言われています」という曖昧な表現。
・嘘や架空の情報の捏造。

【出力形式】
WordPressに貼り付けやすいHTML形式(h2, h3タグなどを使用)で出力すること。

この指示書を入れておけば、もう毎回「デスマス調で〜」と打つ必要はありません。

ステップ4:あなたの「分身」にするための知識(Knowledge)登録

さらに精度を高める裏技が「Knowledge(知識)」のアップロードです。

「Upload files」ボタンから、あなたが過去に書いた自信作の記事(テキストファイルやPDF)をアップロードしてください。

そしてInstructionsに一行、「アップロードされたファイル(Knowledge)の文体や構成を参考にして執筆すること」と書き加えます。

するとGPTはあなたの文章の癖を学習し、まるであなたが書いたかのような記事を出力してくれるようになります。

作成したGPTsのアフィリエイト活用術

完成したGPTsは、以下のような使い方ができます。

  • 構成案作成モード:「(キーワード)」と打つだけで、SEO構成案が出てくる。
  • 本文執筆モード:構成案を貼り付けるだけで、あなたの文体で執筆される。
  • SNS投稿作成モード:記事URLを貼るだけで、TwitterやInstagram用の紹介文ができる。

用途に合わせて「構成作成用GPT」「執筆用GPT」「リライト用GPT」と分けて作っておくと、作業効率はさらに跳ね上がります。

まとめ

自分専用GPTsの作り方について解説しました。

  • GPTsを使えば「いつもの指示」を自動化できる
  • Instructions(指示書)にブログのルールを細かく記述する
  • Knowledge(過去記事)を読み込ませて文体をコピーさせる

最初は設定に少し時間がかかるかもしれませんが、一度作ってしまえば、その後の作業時間は半分以下になります。

AIに使われるのではなく、AIを自分好みに「調教」して使いこなす。
これが、これからのアフィリエイターの賢い戦い方です。

さて、まずは「Instructionsテンプレート」をコピーして、とりあえずテスト版のGPTを一つ作ってみませんか?その便利さに、きっと感動するはずです。

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