ドメインとは?
ドメインとはインターネット上の住所にあたるもので、サイトをインターネット上に公開する上で必要となるものです。
住所と同じようにドメインには同じものが2つと存在しないものです。
ドメインはURLやメールアドレスの中に含まれています。
https://
mail@
ドメインの構成
ドメインは下記のように構成されています。
https://*********.co.jp/
… トップレベルドメイン
… セカンドレベルドメイン
… サードレベルドメイン
トップレベルドメインは分野や国を区分するドメインで、非営利団体などで使われる「.org」や、日本のドメインである「.jp」などがよく見かけられます。
セカンドレベルドメインは組織の種類などを表すドメインで、教育機関の「.ac」や企業の「.co」などが有名です。
サードレベルドメインは利用者が独自に名称を設置できる部分で企業名や団体名など固有のものをつけることができます。
既に登録済みのものは登録できないので、この部分は早い者勝ちです!
https://*********.com/
… トップレベルドメイン
… セカンドレベルドメイン
また、「.com」や「.net」など一部のトップレベルドメインの種類によっては、サードレベルドメインがセカンドレベルドメインに当たり、サードレベルドメインがない場合もあります。
ドメインの種類
独自ドメインとサブドメイン
ドメインには独自ドメインとサブドメインの2種類があります。
独自ドメイン
独自ドメインは自分だけのドメインで、名称を自分で設定することができます。
独自ドメインはドメイン取得費用やサーバーのコストがかかるものの、アフィリエイトには多くのメリットがあります。
独自ドメインのメリット
- URLが変わらない
- 独自ドメインのメールアドレスを発行できる
- SEOに良い影響がある可能性がある
サブドメイン
サブドメインは独自ドメイン下において、用途に分けて「@@@@.******.jp」と分けて運用するドメインのことです。
google.com のサブドメイン
- mail.google.com
- www.google.com
- docs.google.com
など
無料ブログサービスの場合、ユーザーごとにサブドメインで区切ってサービスを提供していることが多くあります。
サブドメインの場合、コストが増えないというメリットはあるものの、親ドメインのSEO評価の影響を受けるので、親ドメインがペナルティなどを受けていると、検索順位に影響が出るリスクを想定しておきましょう。
また、Googleは同じドメインのサイトは検索結果に2ページまでしか表示しないとしています。「サブドメインも同じドメイン」に含まれますので、SEO的に不利になる可能性があります。
中古ドメインと新規ドメイン
独自ドメインには中古ドメインと新規ドメインの2種類があります。
中古ドメイン
中古ドメインは元々他のユーザーが取得していたドメインで現在は使われていないもののことを指します。
中古ドメインの場合、過去に運用されていた時の被リンクやサイトランクなどを引き継いでいることがあり、SEOの評価が高くなる場合があります。
しかし、逆にそのドメインが過去にペナルティを受けていたりすると、何もしていないのに評価が下がるというリスクもあります。
また、新規ドメインに比べて価格面でも高い傾向にあります。
新規ドメイン
新規ドメインは中古ドメインのような最初からのSEO効果は見込めず、イチから積み上げていく必要はありますが、ドメイン由来のマイナス評価を受けるリスクもありません。
そのため、最初のSEO評価は弱いものの、サイトのブランディングを行いやすいのが大きなメリットです。
アフィリエイトを行うには新規ドメインで始めるのが断然オススメです。
日本語ドメイン
独自ドメインには10年以上前に日本語ドメインというものが登場しました。
自分で設定できるドメインの部分を「インフォトップ.jp」のように日本語で設定することもできます。
日本語ドメインのメリットは、日本人が視覚的にサイトの内容を理解できること、アルファベットのドメインよりも目立ち、検索結果の見栄えが良いメリットがあります。
しかし、実際のインターネット通信では英語表記のみに対応しており、日本語ドメインは「ピュニコード」への変換する工程が必要になります。
URLとしては問題ありませんが、日本語ドメインでメールアドレスを作る場合は、ドメイン部分をピュニコードに変換する必要があり、
日本語ドメインの表示例
URL:インフォトップカレッジ.com
メールアドレス:●●●●@xn--eckkg6cvcb6azhva5sqc.com
となってしまい、見た目がよくありません。
ドメインの決め方
趣味の範囲のブログであれば、ドメインは好きなものに設定して問題はありません。
アフィエイトを前提としているならば、ドメインを慎重に決めましょう。
アフィリエイトサイト・ブログに使用するドメインの決め方のポイントをいくつかご紹介していきます。
トップドメインは「.com」「.jp」「.net」のいずれか
独自ドメインはユーザーの信頼にも関わってくるので、ドメイン名で信頼を落としてしまうような命名の仕方は避けましょう。
トップドメインは沢山の種類がありますが、ユーザーにとって見慣れない、あまり印象のよくないドメインは避けるべきです。
無難ですが「.com」「.jp」「.net」のような、見慣れたドメインを選ぶと良いでしょう。
中でも「.com」「.net」はドメインの中でも安価に取得できるのでオススメです。
「.xyz」や「.asia」のような見慣れないものや「.biz」や「.info」などの、ビジネス感の強いものはユーザーの警戒心を煽ってしまうので、アフィリエイトでは避けた方が良いでしょう。
「.co.jp」や「.ne.jp」は、個人では取得できないトップドメインです。
ドメイン名の決め方
次にドメイン名を決めていきましょう。
先に登録されていなければドメイン名は自由につけることができますが、上述のことから英数字でドメインを取得するようにしましょう。
その時のポイントは以下の通り
- 覚えやすい
- 長くない
- コンテンツに関連した名称
あまりこだわりすぎる必要はありませんが検索結果に表示された時に、書かれている内容が分かりやすいのが望ましく、狙っているキーワードがあるならば、ドメイン名に含めると良いでしょう。
逆にコンテンツと無関連のドメイン名の場合、検索結果を見てユーザーが警戒をしてしまって訪問を避けてしまう場合があるので注意しましょう。
ドメインの作り方
ドメインを取得する
ドメインの取得方法は主に2種類あります。
- レンタルサーバーを契約時に一緒に取得
- ドメイン専門業者で取得する
基本的にはどちらでも構いません。
レンタルサーバー会社で一緒に取得をする方が、プランやキャンペーンによってコストが抑えられることもあります。
また、設定全般を一緒に行ってくれる会社もあるので、特別な理由がない限りはこちらをオススメします。
ドメインは自分の任意ものを取得することができますが、完全に早い者勝ちなので、取りたい文字がある場合は、早めに取得するようにしましょう。
ネームサーバー申請
取得したドメインをレンタルサーバーで使用するためには、ネームサーバー申請が必要です。
レンタルサーバーによって設定方法が異なるので、予め設定の方法を確認しておくようにしましょう。
ドメイン取得時の注意点
ドメイン更新と費用
ドメインは1年、または2,3年毎に更新が必要です。
契約、あるいは更新の際に契約期間を選びます。(原則として1年、2年以上の契約ができない事業者もあります)
更新をせずに期限を過ぎてしまうと、誰かにそのドメインを取得されてしまうことがあります。そうなると、契約がされている間はそのドメインを使うことはできません。
ドメインを使い続けたい場合は、ドメイン管理を怠らないようにしましょう。
ドメイン自動更新
ドメインの更新手続きを忘れてしまいそう…という場合は、自動更新設定という便利な設定があるので活用してみてはいかがでしょうか。
更新時にお知らせは来ますが、特に解約の必要がなければそのままで継続ができます。
ただし契約をしていることを忘れていて、使ってもいないのにそのまま更新されてしまうこともあります。
特に複数のドメインを契約している場合、気付かずに契約したままのドメインの費用が毎回発生してしまうということもありますので、契約状況については注意が必要です。
更新費用
キャンペーンなどで安く契約ができたドメインの更新費用が、初回よりも数段高くなっている場合があります。
その分運用コストも更新以降高くなりますので、ドメインの取得費用よりも更新費用を見てドメインを取得するほうが賢明です。
まとめ
アフィリエイトの初心者にとってドメインの取得は難しいようにも思えますが、長期で運用することを想定するならば、特別な理由がない限りは以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- 独自ドメインを新規で取得する
- レンタルサーバー会社で一緒に契約をする
- トップドメインは「.com」「.net」「.jp」のいずれか
- ドメイン名は覚えやすく、関連性の高いものを英数字で取得する
- 取得費用より更新費用を考慮してドメインを取る
ドメインはアフィリエイトを行ううえで必ず必要なものです。
だからこそ、正しく理解してあなたの状況やサイト展望に合わせたドメインを利用しましょう