リスティング広告とは、インターネット広告の一種でGoogleなどの検索エンジンサービスにおいて検索結果に連動して表示される広告のことです。そのため、「検索連動型広告」ととも呼ばれます。ユーザーが広告をクリックすると広告費が発生する「PPC(Pay Per Click)広告」の代表的な広告手法です。
リスティング広告のメリット
リスティング広告は、費用対効果の良い広告として非常に人気がありますが、その理由はユーザーが検索している(関心度が高い)ときに広告が表示されるため、高い効果を発揮するからです。
テレビCMやバナー広告などは、ユーザーの状況に応じた広告が表示されるわけではありません。つまり、相手の関心を惹くことから始めなければならないのです。しかし、リスティング広告は、ユーザーが興味を持って検索しているタイミングを狙って広告を出稿することができるので、より高い費用対効果が期待できるのです。
リスティング広告の掲載場所
リスティング広告は検索エンジンサービスに掲載される広告なので、代表的なものはGoogle広告とYahoo!プロモーション広告です。リスティング広告を出稿すると、このような検索エンジンサービスの検索結果に表示されますが、広告の入札結果に応じて掲載順位が決まり、自然検索結果よりも上位に掲載されることがあります。
リスティング広告の料金システム
リスティング広告は前述したようにPPC広告なので、クリックされる度に広告費が発生しますが、実は広告出稿時に設定した広告費がそのままクリックされたときに発生する広告料金となるわけではありません。
広告料金の算出方法
リスティング広告の出稿時に設定する広告費は広告の入札価格であり、この入札価格と広告の品質をもとにクリック料金が決定されます。この【クリック料金と実際にクリックされた回数】が実際に広告主に課金される広告料金となります。
広告料金の入札について
リスティング広告の広告料金は入札によって決まります。広告を表示させるためには、キーワードによって変動する最低入札価格(1円~9999円)以上での入札が必要です。この最低入札価格は、広告に品質、入札者数、キーワードそのものによって決定され、検索数や競合の多いキーワードほど高くなる傾向があります。
広告の掲載位置について
1つのキーワードに複数の入札があった場合、広告ランクによって掲載順位が決定します。この広告ランクは、【入札価格×広告の品質】によって決定し、高ければ高いほど掲載順位も高くなります。広告ランクの要素の一つである「広告の品質」は、クリック率などによって算出されるため、広告文などを見直しながら運用を進めていく必要があります。
まとめ
リスティング広告は、広告費をかければSEOでの検索順位よりも上位に表示されるため、即効性・費用対効果の高い広告手法です。しかし、その分運用やキーワード分析なども必要なため、難しい広告でもあります。運用する場合は、きちんとリスティング広告の仕組みを理解して始めましょう。