ページエクスペリエンスとは、「WEBページでのユーザー体験」のことを指し、コンテンツの情報以外の価値のことをいいます。
ページエクスペリエンスのアップデートは2021年6月に開始し、同年9月3日には「Google検索セントラル」の公式Twitterで完了したと述べられています。
引用:ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について
WEBページのエクスペリエンスシグナル(検索順位決定の指標)には、以下があります。
コアウェブバイタル
コアウェブバイタルとは以下、3つの指標があります。
読み込み時間や、WEBページで初めて行う操作に対するサイトのレスポンス時間(インタラクティブ性)、操作を行う際に起きる「ユーザーが予期しない動き」に関するズレの少なさ(ページコンテンツの視覚的な安全性)を評価しています。
- LCP(読み込み時間)
- FID(インタラクティブ性)
- CLS(ページコンテンツの視覚的な安全性)
モバイルフレンドリー
モバイルフレンドリーとは、モバイル(スマートフォン)で表示が最適化され、快適にWEBサイトを利用できているかの指標です。
セーフブラウジング
マルウェアなどの不正なソフトウェアをインストールさせたり、IDやパスワードを不正に入力させるフィッシングサイトなどの「安全ではないサイト」でないことが基本です。
HTTPS
HTTPSとは「Hypertext Transfer Protocol Secure」のことで、WEBサイト閲覧など、ブラウザとWEBサーバー間で通信をする際に、暗号化して通信ができるようになるプロトコルのことを言います。
煩わしいインタースティシャル
インタースティシャルとは、WEBサイトの切り替わりで全画面を覆うように表示されるもので、コンテンツに移動する前に全画面表示される広告のことをインタースティシャル広告と言います。
全てのインタースティシャル広告が規制を受けるわけではありませんが、必要以上に大きい、動きが大きいものは、操作を阻害するものとして「煩わしいインタースティシャル」と判断される原因となります。
このように、ユーザーがWEBサイトで得る情報以外の、利用時の体験も評価の対象となり、今後もエクスペリエンスシグナルは拡大されていくものと見られ、十分に留意していくべきです。