アフィリエイトを長く続けていると、必ず直面するのが「過去記事の順位下落」です。
「昔は毎月数万円稼いでくれた記事が、今は見る影もない……」
そんな放置された記事、あなたのブログにも眠っていませんか?
新規記事を書くのも大切ですが、過去の資産(記事)をメンテナンスしないのは、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものです。
とはいえ、リライトは面倒な作業です。どこを直せばいいのか分析するだけで数時間かかることもあります。
そこで今回は、AIとGoogleサーチコンソールを組み合わせて、「最短時間で最大の効果(順位回復)」を狙うリライト術を解説します。
リライトすべき記事の選び方
すべての記事をリライトする必要はありません。AIを使う前に、まずは「手直しすれば伸びる記事」を選定しましょう。
Googleサーチコンソールを見て、以下の条件に当てはまる記事を探してください。
- 掲載順位が11位〜30位の記事:あと少しで1ページ目に入れる「惜しい」記事。
- 表示回数は多いがクリック率が低い記事:タイトルやディスクリプションに問題がある記事。
- 過去に成果が出ていたが順位が落ちた記事:情報の鮮度が落ちている可能性が高い記事。
これらをリストアップしたら、いよいよAI(ChatGPT等)の出番です。
AIを使った具体的リライト手順【コピペで使えるプロンプト付】
AIに「いい感じに直して」と頼んでも、成果にはつながりません。
明確な意図を持って指示を出すことが重要です。
1. 検索意図の「ズレ」と「不足」を洗い出す
順位が上がらない最大の理由は、「読者が知りたいこと」と「記事に書いてあること」がズレているからです。
以下のプロンプトを使って、客観的な視点でズレを指摘してもらいましょう。
【プロンプト例】
あなたはプロのSEOコンサルタントです。
ターゲットキーワードは「〇〇(キーワード)」です。
以下の私の記事構成を読み、検索ユーザーのニーズを満たすために「不足している情報」や「余計な情報」を具体的に指摘してください。
AIから「〇〇についての解説が不足しています」「デメリットに関する記述が薄いです」といった指摘があれば、そこが修正ポイントです。
自分では完璧だと思っていても、AIの客観的な指摘は驚くほど的確です。
2. クリック率(CTR)を爆上げするタイトル改善
中身が良いのに読まれない記事は、タイトルで損をしています。
AIに「クリックしたくなるタイトル」を大量に提案させましょう。
【プロンプト例】
この記事の現在のタイトルは「〇〇〇〇」です。
ターゲットは「〇〇で悩んでいる30代男性」です。
検索結果で思わずクリックしたくなるような、数字や心理的トリガー(損したくない、簡単など)を含んだタイトル案を10個作成してください。
文字数は32文字以内でお願いします。
提案された中から、自分の感覚だけでなく「ターゲットに刺さりそうなもの」を選んで採用します。
3. リード文(導入文)の引き込みを強化する
クリックされた後に「この記事じゃないな」と思われたら即離脱されます。
リード文のリライトもAIの得意分野です。
- 現状:「こんにちは。今回は〇〇について解説します。」(退屈)
- AI修正後:「『〇〇がうまくいかない…』そんな悩みはありませんか?実はそれ、××が原因かもしれません。今回はプロが実践する解決策を公開します。」(共感と興味付け)
「読者の悩み(Pain)」に寄り添い、「記事を読むメリット(Benefit)」を提示する形に書き換えてもらいましょう。
リライトで絶対にやってはいけないこと
AIリライトは強力ですが、注意点もあります。
- URLを変更する:これまでの評価がリセットされてしまいます。絶対にNGです。
- 体験談を削除する:AIは個人的なエピソードを「無駄」と判断しがちですが、そこがアフィリエイトの生命線です。
あくまでAIは「構成や表現のサポーター」です。
最終的に読者の背中を押す「熱量」や「独自の視点」は、必ずあなたの手で残してください。
まとめ
今回は、AIを活用した「攻めのリライト術」について解説しました。
| リライト項目 | AIへの指示内容 |
|---|---|
| 記事の網羅性 | 不足情報の洗い出し・構成案の追加 |
| クリック率 | キャッチーなタイトル案の作成 |
| 滞在時間 | 共感を呼ぶリード文への書き換え |
新規記事を書き続けるのは大変ですが、リライトならAIを使えば1記事30分程度で完了します。
それで順位が上がり、報酬が復活するなら、これほど効率の良い投資はありません。
さて、まずはサーチコンソールを開き、「11位〜20位」に停滞している記事を1つピックアップすることから始めてみましょう。それがあなたの次の収益源です。

