「この商材を紹介したいけど、セールスレター(LP)が長すぎて読む気力が起きない……」
インフォトップのアフィリエイターなら、誰もが一度はこの壁にぶつかります。
情報商材のLPは、顧客心理を揺さぶるために意図的に長く作られています。それを上から下まで一言一句読んで分析していたら、記事を書く前に日が暮れてしまいますよね。
しかし、稼ぐアフィリエイターはLPを「読んで」いません。「抽出」しています。
今回は、AI(ChatGPT等)を使って長大なLPを読み込ませ、記事作成に必要な「売れる訴求ポイント」だけを秒速で抜き出す時短テクニックを解説します。
なぜLPの「要約」ではなく「抽出」なのか?
まず、AIへの指示の出し方で重要なポイントがあります。
「このLPを要約して」と頼んではいけません。
要約だと「この商品はFXのツールです」といった、当たり前の情報しか出てこないからです。
アフィリエイト記事に必要なのは、要約ではなく「読者の心を動かすフック(引っ掛かり)」の抽出です。
| 要約(NG) | 抽出(OK) |
|---|---|
| 全体の内容を短くまとめる | 「誰の」「どんな悩みを」「どう解決し」「どんな未来になるか」を抜き出す |
| 事実の羅列 | 感情を動かす要素のピックアップ |
【テキスト版】LPから訴求点を抜き出す最強プロンプト
LPがテキストベース(文字選択ができる形式)の場合、以下の手順で行います。
- ステップ1:LPのテキストを「Ctrl+A」で全選択しコピーする
- ステップ2:以下のプロンプトと一緒にAIに入力する
【LP解析プロンプト】
あなたは敏腕アフィリエイターです。
以下に貼り付ける情報商材のセールスレター(LP)のテキストを分析し、私が紹介記事を書くための「訴求ポイント」を抽出してください。
【抽出項目】
1.ターゲットの悩み(Pain):この商品はどんな悩みを持つ人に向けられているか?(具体的な言葉で)
2.ベネフィット(Benefit):この商品を使うと、購入者はどう変われるか?(機能ではなく「未来」を提示)
3.独自の強み(USP):競合他社の商品と何が違うのか?(最大のアピールポイント)
4.権威性と証拠(Proof):なぜ信用できるのか?(実績、データ、開発者の経歴など)
5.キラーフレーズ:LP内で最も心が動かされる印象的な言葉
【LPテキスト】
(ここにLPのテキストを貼り付け)
このプロンプトを使えば、大量のテキストの中から、記事構成に必要な「骨組み」だけが綺麗に抽出されます。
【画像版】文字がコピーできないLPへの対処法
「LPが全部画像になっていて、文字がコピーできない!」
情報商材あるあるですね。
以前はお手上げでしたが、現在は「GPT-4o(有料版)」や「Gemini」の画像認識機能を使えば解決します。
- Google Chromeの拡張機能(GoFullPageなど)を使って、LP全体のスクリーンショットを撮る(または分割してスクショする)。
- その画像をAIのチャット欄にアップロードする。
- 先ほどと同じプロンプトを入力し、「この画像に書かれている内容を分析して」と指示する。
これだけで、画像内の文字情報をAIが読み取り、テキストデータとして解析してくれます。
まさに魔法のような時短術です。
抽出したデータを「記事」に落とし込むテンプレート
AIが抽出した要素は、そのまま記事の構成に当てはめることができます。
| 抽出した要素 | 記事での活用場所 |
|---|---|
| ターゲットの悩み | リード文(導入)での共感呼びかけ |
| 独自の強み(USP) | 記事の中盤での比較・優位性の解説 |
| ベネフィット | まとめ(CTA)での背中のひと押し |
| 権威性と証拠 | 信頼性パートでの根拠提示 |
この流れに沿って書くだけで、「LPの内容を正しく理解し、かつ読者に響くレビュー記事」が完成します。
まとめ
LPのAI解析テクニックについて解説しました。
- LPを全部読む必要はない。AIに「抽出」させる
- プロンプトで「悩み」「未来」「証拠」を抜き出させる
- 画像LPの場合は「スクショ×AI画像認識」で攻略する
LPを読み込む労力をAIに任せることで、あなたは「その商品が本当に読者の役に立つか」を吟味する時間を増やすことができます。
それこそが、紹介者(アフィリエイター)の本来の役割です。
さて、ブラウザのタブに開きっぱなしになっている「読むのが面倒なLP」はありませんか?
まずはそのページを全選択コピーして、AIに「ターゲットは誰?」と問いかけてみましょう。

