ブラックハットSEOとは?
ブラックハットSEOとは、品質の低いコンテンツを検索上位に表示させるテクニックのことで、2000年代に流行していたGoogleの穴をついた手法のことです。
この手法によりユーザーにとって意味のない、役に立たないコンテンツが検索順位上位を占めていた時期がありました。
しかし、現在ではGoogleはブラックハットSEOを厳しく取り締まっているため、これを実行することは意味がないだけでなく、ペナルティを受けるリスクも伴っています。
ホワイトハットSEOとの違い
ブラックハットSEOと対照的な方法に「ホワイトハットSEO」という手法があり、現在ではこのホワイトハットSEOが適切とされています。
両者の違いを一言で説明すると、「Googleのガイドラインを遵守しているか」の違いになります。
Googleのガイドライン
- Webマスター向けガイドライン
- Google検索エンジン最適化スターターガイド
- 検索品質評価ガイドライン
ガイドラインの例として、
- 低品質なコンテンツを作らない
- キーワードの乱用(無関係なキーワード)をしない
- 他サイトのコンテンツを流用しない
などがあります。
ブラックハットSEOの手法
では、ブラックハットSEOで行われていた(やってはいけない)代表的な手法とはどんなものなのでしょうか?
被リンクを大量設置する
まず、2000年代に台頭していた手法として、被リンクを大量に設置するという方法がありました。
Googleがサイトを評価する基準の一つに「被リンク」があります。
昔は被リンクの量で評価をしていたため、その基準を利用して大量生産をしたペラページからのリンクを設置したり、業者から被リンクを買ったりなどしていました。
現在では被リンクと自サイトとの関連性や、リンク元のドメインパワーなども参照して評価をしているため、この手法は有効ではありません。
Googleは被リンクが自然に貼られているものかどうかを評価しています。
自分でサイトを量産してリンクを貼るなどの小手先の手段では見破られてしまいますので、やらないようにしましょう。
コンテンツを大量生産する
また、コンテンツ自動生成ツール等を使ってコンテンツを大量生産するという方法もブラックハットSEOの手法の一つです。
昔のGoogleはコンテンツの意味まで判別をする事ができなかったので、ワードサラダと呼ばれる、「文法は合っているけど、意味は通じない」文章で構成されたコンテンツが上位に表示されていた時がありました。
また、競合サイトのコンテンツをほぼ流用しているようなコピーコンテンツなども現在ではスパムサイトの対象となります。
隠しテキスト・隠しリンクを仕込む
サイトの中にユーザーに見えないようにテキストやリンクなどを仕込んで、検索エンジンだけが判別できるようにするという手法が使われていた時もありました。
例えば背景と文字色を同じにしてテキストを隠したり、フォントサイズを0にして見え失くしたり、リンクを小さな文字に仕込んだりなど、コンテンツの一部を隠すというやり口が横行していました。
こういうった手法で対策キーワードを沢山盛り込んだんりなどしていたのですが、現在はこの手法もペナルティの対象になります。
ブラックハットSEOをやるとどうなる?
このようなブラックハットSEOを行うと、サイトに対して様々なペナルティやリスクが生じることになります。
検索順位の大幅な下落やインデックス削除、場合によってはドメインやIPアドレスを対象に削除されてしまうこともあります。
そうなるとペナルティを解除することは難しく、ドメインの取得からやり直しをしなければならないことになります。
ブラックハットSEOは通用しない
現在のGoogleは、ユーザーにとって有益な情報を上位に表示するためにアップデートを繰り返し、その評価精度は飛躍的に向上しています。
そのため、これまで通用していたブラックハットSEOのような小手先の手法はほぼ通用しなくなっています。
SEOで集客をするためには、ユーザーにとって有益で信頼性の高いコンテンツを増やしていく、という正攻法が一番の近道といえるでしょう。