いまやSNSは個人の日記レベルではなく、WEBマーケティングの分野でも注目を集めています。では実際に集客媒体として取り組もうと思った時に、どのSNSを使ったらいいのか・・と悩むことも少なくありません。また、アフィリエイトにおける相性は?
この記事では、代表的な3つのSNSの特徴や活用方法を解説しますので、あなたのサイトやコンテンツの集客手段の一つとして取り入れてみましょう。
SNSの機能・ユーザー比較
Twitterの特徴
機能面
主に、140文字以内の短文テキストや画像形式での投稿(Twitter内ではこれを「tweet(ツイート)と呼ぶ」)が多く、リアルタイムで情報を見つけたり発信したりできるSNSです。Twitter内で使用されるハンドルネームを事由に決定して投稿ができるため、個人が特定されにくく気軽にコミュニケーションを図ったり、気軽に意見を交換したりできることも特徴です。
1人につきアカウントは複数所有することができ、自分の興味に応じて専用のアカウントを持つユーザーが多いです。
また、誰かのtweetを自分のフォロワー(Twitter内での友達)に共有するためのリツイートという機能があります。ボタン一つでリツイートできるため、バズ(多くの人の注目を浴びること)が発生しやすく、最も拡散力があるSNSといっても過言ではないでしょう。
利用者
Twitterは、10~20代の若年層の利用率が高いSNSです。
男性利用者の方が女性よりもやや多いです。
活用方法
Twitterでは、どれだけ拡散力を利用できるかがポイントです。
正しく堅い内容よりも、多くの方から共感を得られる内容を投稿・発信するように心がけましょう。
そのためには、文章を長くし過ぎず、短く端的に一言で共感を掴めるような工夫や、読みやすく箇条書きで投稿するなどの工夫をすると効果的です。
またハッシュタグ投稿もオススメです。ハッシュタグ投稿とは、好きなフレーズにハッシュ記号を付けて「#○○」のように投稿することです。誰かが投稿した同じハッシュタグ投稿を一気に検索することができます。
Twitter内では人気のハッシュタグを一覧で見ることができるため、Twitter内での流行りを見つけやすくなっています。
手軽に利用できるため、1日複数回投稿するようにしましょう。新規フォロワーの獲得しやすくなったり既存フォロワーからの認知を深めやすくなったりします。
近年では、ニュースやトレンドにおける「リアルタイム検索」については、GoogleよりもTwitterの方が情報が早いとして、検索事情が変化しつつあります。情報を提供することを意識しすぎてノウハウなどのストック型コンテンツに偏ってしまうことなく、Twitter内での需要に合わせて、最新情報やニュース、トレンドなどのフロー型コンテンツの提供を意識しましょう。
Instagramの特徴
機能面
Instagramは、写真や動画などのビジュアルやグラフィック性に高いメディア投稿型SNSです。そのためTwitterと違い、テキストのみでの投稿ができません。
リツイートと同じような拡散機能が存在し活発に拡散されますが、検索結果には画像などのメディアが目立つように表示される一方でテキストについては見えにくいため、情報の拡散には長けていません。
テキストでは伝わりにくいような「イメージ」や「デザイン」などから関心を引くことができるため、美容・ファッション・コスメや、景色・風景に関する投稿が豊富です。また、画像や動画で使用される「色」や「フォント」や「人物」によって印象が大きく左右されるため、企業・商品・サービスごとのブランドイメージを伝えることにも効果的です。
その他、「IGTV」と呼ばれるライブ配信機能や、ショッピング機能なども加わり、ユーザーの選択肢の幅が広がっています。
利用者
ユーザー数は年々増加しており、10~20代が半数以上を占めます。
性別は、女性の利用者数の方が多く、男性の約1.3倍にあたります。
活用方法
Instagramでは、投稿文にURLリンクが設置できず、プロフィール欄に一つだけリンクを設置できる仕様です。
ユーザーの多くは、良いと感じた投稿をきっかけに、「それは誰が投稿したのか」や「その他にどんな投稿があるのか」が気になり、プロフィールを見てもらいやすくなるので、一つ一つの投稿からどれだけプロフィール欄へ誘導できるかがポイントになります。
また、前述の通りインスタグラムはビジュアルやグラフィック性に高いSNSであるため「ブランドイメージ」を提供することが得意です。逆に、理屈で納得してもらうことが難しく、今すぐに購入させたり、登録させる・・ということにはハードルが少し高いです。
イメージの伝え方として、色味・構図などにもこだわり、いわゆる「インスタ映え」する写真や画像、動画の投稿するようにしましょう。良い投稿ができて、PVが多かったりお気に入りに追加されたり、いいねの数が多い投稿は、おすすめの投稿として扱われます。
おすすめの投稿は、多くの人の目に留まりやすくなりますので、積極的に狙っていきたいですね。
Twitterと同じくハッシュタグ投稿が可能で、1投稿につき30個までつけることが可能なため、できるだけ人気のタグを入れるようしましょう。
ユーザーの属性的には、若者や女性をターゲットにできる商品やサービスを販売したりアフィリエイトする場合に相性がInstagramの相性が良いと言えます。
Twitterではトレンドなどを探る「リアルタイム検索」が行われていることに対して、Instagramでは自分の好きなモノやコトを調べる「興味・関心検索」が頻繁に行われます。
例えば、以前までかわいい犬を見たい!と思った時も、Googleの画像検索が一般的でしたが、そういった検索についてはInstagramに移行しつつあります。
Facebookの特徴
機能面
Facebookは実名登録制で、基本的には自分の顔写真をプロフィールアイコンとして設定するため、実名・顔出しが可能な場合に利用できるSNSです。
匿名で利用可能な他のSNSと比較するとフォーマルであり、ビジネスのシーンで名刺交換の代わりで使われるシーンもあります。
なかなか気軽には使いにくい印象がありますが、匿名利用のSNS内で知り合ったフォロワーや友達に比べると、Facebookで知り合った方の方が信頼が感じられやすくなります。
また学歴や資格、現在の在籍環境などを登録して公開ができるため、あなたの権威性を伝えるためにも役立ちます。
利用者
30~40代の利用者が多く、男女比は若干男性の登録が多いようですが、ほぼ半々です。
世界的にも利用者がかなり多いSNSですが、日本国内では匿名でよりカジュアルにやり取りが可能なSNSに需要が傾いています。
活用方法
実名での運営ということもあり、Facebook上の友達とは狭く深いお付き合いができるという特徴があります。グループなどのコミュニティ活動やイベント告知なども盛んに行われています。
一方で、他のSNSよりも拡散性に乏しいため、新規ユーザーの獲得にはあまりお勧めできません。
また多くのサービスやコンテンツにおいて、若い人からレビューが広まり徐々に年齢が高まっていきますが、近年は10~20代の利用者よりも30代以降の利用者が多い為、プロモーションとしても苦戦しやすいかもしれません。
集客やプロモーションで利用する場合は、他のSNSを一通りやり終えた場合に取り組むのが良いでしょう。
まとめ
圧倒的な広がりを見せるSNSですが、まだまだ上げどまることはなく、スマートフォンが浸透していることをきっかけにユーザーの年齢層にも広がりを見せ、普及率は年々増加しています。
各SNSの特徴と商品・サービスの特徴をきちんと理解することで、あらゆる集客やブランディングを加速させることができます。アフィリエイトにおいても同様です。
SNS運用を覚えて、サイトのアクセスアップや収益アップを目指しましょう!